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2009年3月11日 (水)

「僧侶は原点に戻れ」

使い古された言葉ですが、「葬式仏教と揶揄されて久しい」。

朝日新聞の「どらく」で、

お墓――自然葬・手元供養も

という特集がありました。
http://doraku.asahi.com/sonaeru/081226.html?ref=comtop

ここでは、遺骨を土に埋め、その上に木を植える「樹木葬」、粉末にして固めてオブジェにする「手元葬」や、散骨などが紹介されています。

こういう話があると、よく、「宗教離れが進んでいる。これによって寺の経済は立ちゆかなくなる。葬式に依存した体制を改めよ」などと、仏教界に警鐘を鳴らすコメントが目につくのですが、この記事にある、大阪府の僧侶は、ひと味違いました。

お釈迦様は亡くなる時に僧侶に「お前たちは葬儀にかかわってはいけない」とおっしゃっています。 お釈迦様の教えに葬送儀礼はありません。各宗派の開祖は「僧侶が葬儀にかかわり生計を立てよ」と 言わず、逆に厳しく戒めています。僧侶が葬儀に深くかかわるようになったのは江戸時代初期の「天 草・島原の乱」からです。現在、音を立てて崩れるがごとく檀家(だんか)離れが全国で進んでいるの は、僧侶がいわゆる檀家制度にあぐらをかき、お布施と称した金銭を受け取るなど、本来の姿を忘れ たからではないでしょうか。

仏教には本来、葬送儀礼の教えはない、とまで踏み込んでいます。そして、各宗派の開祖が葬儀に関わることを誡めた、とまで書いています。
これを読んだ一般読者は、驚くのではないでしょうか。しかしこれが事実なのです。

では、どうすればよいのか、までは、この僧侶は書いていませんが、僧侶の立場で「仏教=葬儀」を真っ向から否定するには勇気のいったことでしょう。
ぜひ布教に精進していただきたいと思います。

(曹洞宗住職の「鳥や虫の声、風の音に勝るお経はない」という発言にはガクッと来ましたね。お経を“死者のごちそう”レベルに思っているのでしょうか)

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