大遠忌アーカイブズ2
「大遠忌アーカイブズ」の2回目は、「新しい伝統築くべき時」という見出しになっています。
昭和36年に営まれた700回大遠忌法要にて、前年に得度したばかりの、現在の門主・大谷光真氏が非常な注目を浴びて登場した様が記されています。
「現在、京都市立の尚徳中学に在学中で、今春、東京の麻布高校に進学が決定している少年法嗣だが、身長一メートル七十六センチの長身で、目もあざやかな緋の衣に総つづれ織の七条袈裟を着用、柄香炉を手に安倍大悟式務本部長を僧綱という名のお供にしたがえると、はじめての法要参列とは思えぬ風格」
宗門の期待を一身に背負い、門主となって今日に至ります。
その光真門主からは、「危機」という言葉がよく出てきます。
「こういう伝統的な儀式の執行は今後できなくなるのではないか」
「部分的な変化はあっても本質はあまり変わらない法要が今日まで続いていますが、それでよいのだろうかというのが750回大遠忌に向けての大きな課題です」
「お参りされる方々が門を入ってから出られるまでの間に全体的に宗教的、浄土真宗的なものを体験され、あるいは法要に積極的に参加して一緒にお勤めさせていただくという雰囲気がぜひとも必要」
「宗門について言えば『昔は良かった』ということが多いように思います」
門徒が確保された地位に安住し、布教せずとも人は集まる状態が続いていた現状に対し、危機感を表明しています。
では、どうするのか。
それがないので、この記事では悲観的になるしかありませんが、ぜひとも、浄土真宗が息を吹き返す勝縁としてもらいたいものです。
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